さ~前回から「脳内の旅」と銘打って新シリーズを書き始めました。
とりあえず最初のテーマは「教育」。
「教育」というテーマについて私が書くのもいかがなものかと思います。書いている内容に賛否もあるでしょう。
私自身、世間一般でいう「教育者」からはほど遠い存在であることは、約20年近くに及ぶ子育て、会社を設立してからの従業員との向き合い方、ここ数年間の講習事業で自覚しています。
おそらく向いていないのでしょう…、とも自覚しています。
しかし、#1-1の書いた通り、私の思う「教育」は「きっかけ」を作ること。「きっかけ」が作れる人が少しでもいれば良いと思うのでしばらく続けてみます。
さてさて、前段はここまでにして#1-2では「私の講習」をテーマに書いていこうかと思います。
私は講習事業に関わり始めてすでに5年近くが経ちました。
開始した当初から今に至るまで、私自身の考え方や教える手法も変化してきています。
私が行っている講習は、ロープアクセス技術を習得し海外のライセンスを取得することを目的としたものです。
もちろん受講者の方も技術を教わりに来ています。
開始当初は私自身も未熟でリーダートレーナーのA氏アドバイスもらいながら、自身の技術的スキルのブラッシュアップをしていました。
受講者にも、あーだ、こーだと技術を教える事に終始していましたね。
しかし、講習会の回数を重ねて行くうちに、得も言われぬ違和感が出てきました。
安全に作業を行う技術を教える事はとても重要な事である…けど。
別シリーズで書きましたが、私のビジネスパートナーA氏はオーストラリアの方です。彼が海外籍の人間であることもあり、私達の施設には海外からの受講者が時々来ます。
私は人をカテゴリーで大別する事はあまり好きではないのですが、やはり海外の方と日本の方では物事の考え方や捉え方に大きな違いがあると言わざる得ないと思っています。
これは今回のテーマである「教育」と深く関わりがあると思います。過去受けてきた教育方法や概念が違う為、そこから形成される思考にも違いが出るのだと思います。
別にどちらが良いと言う話しではありませんが、私達の仕事では外国人的思考が必要なシーンが多いのではないかと思っています。
少し話しがそれたので戻します。
私が関わる受講者の多くには”何故?”がないのです。
良い言い方をするなら”素直”なのだと思います。
しかし、安全を確保して行く上で、”何故?”と考える思考回路はとても重要なのです。
自身で感じた”何故?”の理由を考え、解決策を調べ、解決する。これがとても重要なのです。日本語的に言うと”腑に落ちる”が近いかと思います。
多くの方が”腑に落ちる”と言う作業行わないまま、実務経験を積んでいる気がします。
私はこれを何とか解決したいと思い、講習で話す内容や伝える手法を色々試しています。
ある程度重要な事を話し、その後質問をします。何かしらの返答があったら、「何故そう思ったのか?」と聞くようにしています。
この作業はその人を水辺まで連れて行く作業。水を見せ、生物に取っての水の重要性を話し、問いかける。
ここまでが私の仕事。
そこから、水の重要性を勉強し、そして飲む。
これはその人の課題。
水を飲まない人、汚いままの水を飲む人、水を煮沸して飲む人。
おそらく色んなパターンが出てくると思いますが、ここは私が手を入れる領域の外。こんな感じで考えています。
だいぶ話しが長くなって来てしまいました。
続きは次回にしたいと思います。
最後に
水の飲まないと死んじゃうよ…
汚い水飲むとお腹壊すよ…